プレイスメイキングのDX化支援
近年、都市再生において、「まちの個性とは何か」、「まちの課題とは何か」、「まちの目標とは何か」を問う機会が増えています。これは、金太郎飴的な大都市をまねるだけのまちづくりではなく、市街地整備2.0以降で言及される「身の丈にあったまちづくり」と進め、無理のない持続可能な都市として再生させるためには重要なプロセスです。
まちの個性、課題と向き合うためには、これまでのレインフォール型都市政策ではなく、小さな変化を積みかさね、大きな都市再生につなげるアジャイル型都市政策が重要。その中で、小さな変化を生み出すプレイスメイキングにより、まちの変化を積み上げています。
しかし、小さな変化を多く積み重ねなければならないため、活動者との対話、申請などの手続きなど、自治体職員の負担が多くなりがちです。
そこで本法人は、我々がもつDXスキルを使い、これらの工数をできるだけ自動化し、自治体職員の負担を減らす活動支援を行っています。
なお本法人では、安城市のマチナカプレイスメイキングの申請フォームの作成支援を通じ、活動データのデータベース管理や活動成果のダッシュボード化を無償協力しています。
事例:安城市のプレイスメイキング
安城市では、市民が「中心市街地(マチナカ)」で、「試しにやってみたい」活動を始めることを応援するための制度として、マチナカプレイスメイキング制度を運用しています。
この制度は、まちの課題を設定し、その解決策を自ら行おうとする民間まちづくり活動に対し、マチナカの公共空間などを無償で貸し出す制度です。無償の代わりに活動データ(通常の占用申請だけでなく、まちの課題、解決方法、活動のターゲットなどの仮説、活動後の成果)をご提供いただくものです。とは言え、なるべく民間まちづくり活動の負担にならないよう、以下の取組をミエルダプロジェクトで支援しています。
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つかうプラン(占用申請を兼ねるウェブフォーム)等の制作・運用・管理
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つかうプランを基にした占用申請のpdf送信
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つかうプランのデータベース管理
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つかったレポート(活動後の成果を報告するウェブフォーム)の制作・運用・管理
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つかうプラン・つかったレポートに基づく活動データのダッシュボード製作・運用・管理


Mieru-Da Projectとの連携で「活動」を見える化!
本制度の申請手続きと、実施された活動の情報を管理するデータベース管理には、なんと!Mieru-Da Projectが無償で協力しています!
この協力体制により、これまでの活動情報がダッシュボード化され、活動実績や傾向が「見える」ようになりました!
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どんな活動が行われたか?
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どこで活動が実施されたか?
これらの情報が一目で分かり、今後の活動の展開や新たなアイデア創出に活かせるんです!
さあ、あなたもこの制度を活用して、安城市のマチナカを一緒に盛り上げましょう!レッツ・チャレンジ!
Mieru-DASHBOARD
データベース管理により、これまでの活動情報を集約し、まちの利用状況や効果を視覚的に把握できるダッシュボードとして公開しました。これにより、活動の効果や傾向が「見える化」され、今後のまちづくりの企画・検討の参考になることが期待されます。
